SDGsとはSustainable持続可能な
Development開発Goals目標です!

SDGsとは“持続可能な開発目標”のことで、“誰一人取り残さない”世界の実現に向けて、2015年に国連で採択され、17の目標と169のターゲットからなる2030年までに目指すべき世界共通の目標です。

SDGs17の目標

SUBSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

楽しくアクション!SDGsクイズ

「17の目標」に関するクイズに答えて、SDGsを楽しく学ぼう!

※2022年9月作成

SDGs17の目標 1 貧困をなくそう

問題

「極度の貧困」と言われる、とてもまずしい生活をおくる人たちは、世界でどれくらいいるでしょうか?

  • 10人に1人
  • 100人に1人
  • 1000人に1人

10人に1人

1日1.9ドル(※1ドル=120円で換算した場合=228円)未満で生活する人を、「極度の貧困状態」といい、世界で暮らす人の約10人に1人、7億3,600万人いるとされています。(2015年時点)SDGsの目標1では、この極度の貧困をなくすことをめざしていますが、気候変動や新型コロナウイルスの影響で、その数はなかなか減りません。

SDGs17の目標 2 飢餓をゼロに

問題

日本で、その日の食事に困っている子どもはどのくらいいるでしょうか?

  • 7人に1人
  • 70人に1人
  • 700人に1人

7人に1人

日本にも、その日の食事に困っている人がいます。ある国や地域社会の文化・生活水準と比較して大多数よりも貧しい経済状況のことを相対的貧困といい、2018年時点で日本でそのような家庭でくらす子どもは、13.5%(7人に1人)います。(ひとり親家庭の場合は2世帯に1世帯)。
じゅうぶんにご飯が食べられないことで免疫力が下がり、病気にかかりやすくなるなどのリスクがあります。

SDGs17の目標 3 全ての人に健康と福祉を

問題

世界には、5歳の誕生日をむかえられずに亡くなる子どもが1年間でどれくらいいるでしょうか?

  • 52万人
  • 520万人
  • 5,200万人

520万人

世界には予防できる病気で命を失う子どもがたくさんいます。年間約520万人(2019年の推計)というのは、6秒に1人がなくなっている計算で、医者の数が足りない、お金がないなどの理由で、子どもの2人に1人が治療を受けられません。お金の心配をせず、医療を受けられる体制、健康に生きるための教育の機会を整える必要があります。

SDGs17の目標 4 質の高い教育をみんなに

問題

世界には読み書きや簡単な計算ができない子どもはどれくらいいるでしょうか?

  • 617万人
  • 6,170万人
  • 6億1,700万人

6億1,700万人

世界には最低限の読み書きや算数ができない子どもが6億1,700万人います。そのうち3分の2は女性です。
教育が受けられないと、大人になった時に安定した収入を得られなくなります。そうなると、将来にわたって貧しい生活をおくることになり、孤立してしまいます。子どもの頃からの教育はとても大事です。

SDGs17の目標 5 ジェンダー平等を実現しよう

問題

世界で一番女性の国会議員が多い国はどこでしょうか?

  • アメリカ
  • 日本
  • ルワンダ

ルワンダ

ルワンダの国会議員の5.5割は女性です。対して、日本の国会議員(衆議院)の女性比率は9.7%(2021年時点)と、とても少ないです。
政策を決める際には、いろいろな人の意見を聞くことが大切で、それにより政策の優先順位も変わるはずです。また、女性の権利が尊重されているかを示す「ジェンダーギャップ指数」によると、日本は世界156カ国中120位と先進国の中で最低レベルです。

SDGs17の目標 6 安全な水とトイレを世界中に

問題

世界にはトイレがない生活をしている人は、どれくらいいるでしょうか?

  • 23億人
  • 32億人
  • 42億人

23億人

私たちがあたりまえに使っているトイレですが、世界では約23億人(3人に1人)がトイレのない生活を送っています。
道ばたや草むらで用を足すことで、病気の原因となるばい菌が、ハエなどの虫、川の水などを通して体に入り、下痢などの病気をひきおこします。下痢などが原因で命を落とす5歳未満の子どもは、1日に800人もいます。

SDGs17の目標 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに

問題

世界全体で電力を利用できない人はどのくらいいるでしょうか?

  • 5人に1人
  • 10人に1人
  • 50人に1人

10人に1人

電気を利用できない人は、世界に7億5,900万人います。(2019年時点)電力を利用できないと、医療や教育に遅れが生じます。また、電気の代わりにまきを燃やすことが森林破壊につながっているケースもあります。石油やガスなどの限りがある天然資源を使わず、環境に優しい太陽光・風力・水力等の再生可能エネルギーの普及も必要です。

SDGs17の目標 8 働きがいも 経済成長も

問題

世界的に見て女性が家事・育児に費やす時間は男性の何倍でしょうか?

  • 1.5倍
  • 2.5倍
  • 3.5倍

2.5倍

世界全体では2.5倍ですが、日本では5倍です。「男性は仕事、女性は家事」という考え方が根強いためか、男性の家事・育児時間は1日たった1時間23分と世界的に見ても短いです。また、女性は一度就職しても、結婚、出産を理由に仕事を辞めることが多く、出産しても育児をしながら働ける環境を整えることが大切です。

SDGs17の目標 9 産業と技術革新の 基盤を作ろう

問題

インターネットにアクセスできない人は世界の人口の何割でしょうか?

  • 2割
  • 4割
  • 6割

4割

インターネット普及率は、世界人口の50%をこえています。 先進国は80%ですが、発展途上国は15%と大きな格差があります。インターネットが利用できないと、情報をあつめることが難しくなったり、遠くにいる人と連絡ができません。通信環境が整っていないことで教育・経済・社会的な格差の広がりが起きてしまうため、改善が必要です。

SDGs17の目標 10 人や国の不平等をなくそう

問題

世界で最もお金持ちの人トップ8人が持っている資産は、貧しい人何人分の資産と同じでしょうか?

  • 1億人分
  • 17億人分
  • 36億人分

36億人分

2017年の国際NGOの報告によると、世界の上位8人の資産の合計は4.26兆ドル(日本円で51.2兆円)で、これは経済的に恵まれない下から半分にあたる約36億人の資産の合計と同じです。お金持ちはよりお金持ちに、貧しい人はより貧しくなるという、貧富の格差が広がっています。貧しい人たちの収入が増えるよう、公平な価格で取引された商品を買うことは、私たちにできることのひとつです。※1ドル120円換算

SDGs17の目標 11 住み続けられる まちづくりを

問題

日本には世界遺産はいくつあるでしょうか?

  • 15
  • 25
  • 35

25

屋久島や、白川郷の合掌造り集落など、日本には現在25の世界遺産があります。世界遺産は人種や性別、信仰や価値観を問わず、誰しもがすばらしいと感じるもので、歴史や文化を後世に伝えるためにあります。しかし、紛争や観光開発、自然災害などによって破損の恐れがあるものもあり、世界遺産を保護し、大切に守っていく必要があります。

SDGs17の目標 12 作る責任 使う責任

問題

日本の食料廃棄量は世界6位です。1日に1人当たりどれくらい食料を捨てているでしょうか?

  • スプーン1杯分
  • おにぎり1個分
  • お弁当1個分

おにぎり1個分

世界では、人間のために生産された食料の3分の1が捨てられています。日本でも、まだ食べられるのに捨てられる食品ロスは、年間約600万トン(2018年度)。
これは私たち一人ひとりが、まだ食べられるおにぎりを毎日1個ずつ捨てているのと同じ量です。また、捨てた食べ物を処理する際に大量の二酸化炭素を出すことに加え、処理するのに8,000憶~1兆円もの税金が使われています。

SDGs17の目標 13 気候変動に 具体的な対策を

問題

地球温暖化を止めるためには、気温の上昇を何℃におさえる必要があるでしょうか?(産業革命前とくらべて)

  • 1.5℃
  • 2.0℃
  • 2.5℃

1.5℃

2015年のパリ協定で、産業革命以降の世界の平均気温上昇を2.0℃より低く、できれば1.5℃におさえることが決まりました。しかし、もうすでに約1.0℃上がってしまっていて、このままいくと2100年には5.0℃近くまで上がる予想です。そこで、2021年のCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)では、みんなで努力して1.5℃以下におさえようということで一致しました。

SDGs17の目標 14 海の豊かさを守ろう

問題

2050年には海の中の魚の量と、あるものの量が同じになると言われています。それはなんでしょうか?

  • 海藻
  • プランクトン
  • プラスチック

プラスチック

海には年間800万トンのプラごみが流れ出ています。これは、重さにしてジャンボジェット機5万機分です。自然には分解されず、5㎜以下の小さなプラスチック粒子になったものをマイクロプラスチックといいます。海の生き物の体内からマイクロプラスチックがみつかっており、それらを人間が食べることによる健康への影響も心配されています。

SDGs17の目標 15 陸の豊かさも 守ろう

問題

絶滅の危機にある野生生物の種類はどれくらいでしょうか?

  • 約2万8,000種類
  • 約3万8,000種類
  • 約4万8,000種類

約3万8,000種類

絶滅危惧種とは、絶滅のおそれがある野生生物のことを指します。レッサーパンダやホッキョクグマ、チンパンジーなどもそうです。開発や地球温暖化、環境汚染によって野生生物の生きられる場所が減っています。人間が持ち込んだ外来生物などによる影響も深刻です。生態系を守り、豊かな自然を未来に残していくことが大切です。

SDGs17の目標 16 平和と公正を すべての人に

問題

世界には、紛争や迫害で自分の国にいられない難民と呼ばれる人がどれくらいいるでしょうか?

  • 約100万人
  • 約1,000万人
  • 約1億人

約1億人

宗教や民族のちがいを理由に、暴力や他国へ追いやられ、行き場のない人たちを難民とよびます。その数は、ロシアによるウクライナ侵攻によりさらに増加し、はじめて1億人を超えました。住む家を追われ、別の場所に移動しなければならない状況にあり、苦しみをやわらげ、個人の尊厳をまもるための人道支援が必要です。寄付などをすることも支援につながります。

SDGs17の目標 17 パートナーシップで目標を達成しよう

問題

SDGsが大切にする5つのPとは、人間(People)豊かさ(Prosperity)地球(Planet)平和(Peace)と、あと1つは?

  • パートナーシップ
    (Partnership)
  • 両親
    (Parent)
  • 贈り物
    (Present)

パートナーシップ(Partnership)

SDGsが世に出たときの国連の宣言文には、「すべての国及びすべてのステークホルダーは、共同的なパートナーシップの下、この計画を実行する」とあります。「パートナーシップ」はとても大事なキーワードです。そして、目標達成のために行動する過程において「誰一人取り残さないこと」が基本理念としてかかげられています。

  • YouTube
  • X

当ウェブサイトでは、ソーシャルメディア機能を提供し、ユーザのニーズ・興味・関心に合致したコンテンツや広告配信を提供するために
クッキーを使用しています。
詳細は、プライバシーポリシーをご確認ください。